LIFE IDEAS 暮らしのこと アイデアマガジン

注文住宅ってどんなもの?-②

2019.04.20CATEGORY:

前回に引き続き、注文住宅の説明をします。
注文住宅ってどんなもの?-①では注文住宅には2種類ありますとお話ししました。

今回は注文住宅の利点についてお話します。

何と言っても注文住宅は自由度の高さが決め手!

注文住宅の最大の利点は、自由度が高い点にあります。建売住宅はすでに完成してるので、家族の好みを住宅に反映することは難しいです。しかし、注文住宅は希望を形にすることができるため、間取りや外観、仕様といったすべての事柄において自由度が高いといえるでしょう。部屋の間取りや広さ、キッチンの設備、高い耐震性など、住宅を新築するときにはたくさんの希望があるものです。これらの希望に関しては、よほどの無茶をいわなければ予算が許す限り実現可能です。
また、注文住宅ではそのほとんどをお客様自身で決めるので、まったく同じ家ができるということはまずありません。そのため、オンリーワンの住宅になるという利点もあります。間取りや外観、仕様を自分や家族の好みに仕上げた家は、まさにお客様だけの住宅です。

予算を調整できる点も利点です!

注文住宅では、予算に応じた住宅を建てることができる点も利点ですね。こだわりを形にしたい人にとっては、最適の家づくりといえます。逆に、こだわりの少ない部分については、グレードを下げてコストダウンをすることもできます。

家づくりを計画していくうえで、予算をオーバーしてしまうのはよくあることです。その時に、こだわらない部分を安く抑えて予算を調整することを検討してみてはどうでしょう。「どうしても希望は譲れない」というときには、こだわりの優先順位を決めておき、順位の高いものから実現していくようにすることがポイントです。

注文住宅のデメリットは何?

利点がいっぱいの注文住宅にも、いくつかのデメリットがあります。まず、入居までの期間が長いことです。建売住宅は、契約してから即入居することが可能ですが、注文住宅は相談事項が多いので初期面談から契約まで1~2カ月もの期間がかかることもよくあります。そのため、当然完成までにも時間がかかるのです。一般的な完成までの工期ですが、着工から建物の完成までは4~5ヶ月程、その後、外構工事が3~4週間です。着工前の打合せや、相隣関係、造成工事、地盤改良等により着工までの期間が前後します。また、気象条件にも左右されます。加えて、土地探しから始めるような場合であれば、なかなか気に入った土地が見つからず、半年経ってもまだ家づくりに取り掛かれないというケースも見受けられます。

また、土地の取得やそれに伴う費用の支払いなど、契約までの工程が複雑で手間がかかる点も、注文住宅のデメリットでしょう。資金計画でやることが多過ぎると、それをわずらわしいと感じてしまう人もいるでしょう。

注文住宅を検討するうえで、いろいろと手間がかかりますが、完成品を買う建売とは異なり土地探しから未来の暮らしをイメージしてしたい暮らしの想像を膨らませて楽しんで家づくりをしていただければと思います。