人気の間取り♪ウォークインクローゼット
2019.06.27CATEGORY:建物のコト
ウォークインクローゼットは8割の人が付けたい収納
戸建の場合、収納スペースの面積は8%以上が利用とされています。暮らしているとどんどん荷物が増えていきます。衣類以外も収納できるウォークインクローゼットは重宝します。非常に多くの家庭で設置されているウォークインクローゼットですが、しっかりと使い方を検討した上で設置しないと、ただの物置になってしまいます。
ウォークインクローゼットのメリットを5つご紹介します。
・ウォークインクローゼットの中で着替えられる
ある程度の広さがあるウォークインクローゼットであれば、衣類を取り出してその場で着替えることができます。寝室に旦那さんがいても、ウォークインクローゼットの扉を閉めれば独立したスペースになり、気兼ねなく着替えることができます。中で着替えをする場合には使用する人の体格も考慮しましょう。できれば80cm×80cm程度の着替えスペースがほしいところです。
・衣服を1ヶ所にまとめられる
衣類をそれぞれのクローゼットやタンスに収納するのは大変です。ウォークインクローゼットに全て収納できれば、洗濯物を収納するのがとても楽になります。
・衣類以外の大きな物も収納できる
衣類以外にも、スーツケース・トランクといった大きな物も収納できます。一般的なクローゼットの場合、奥行きが超えてしまう物は横向きに収納しなければならず、使いづらいことがよくあります。
・衣替えをしなくてよい
タンスなどに衣類を収納すると、季節ごとに衣替えをしなければいけません。ウォークインクローゼットであればスペースが広いため、季節別に衣類の置き場所を決めておけば、衣替えをする必要はありません。
・寝室がスッキリする
寝室に設置するタンスもウォークインクローゼットに置くことができれば、寝室がスッキリします。地震が起こった場合も想定して、家具の倒壊で怪我をすることがないように寝室はスッキリさせておきましょう。
ウォークインクローゼットのデメリット3つご紹介します
・通路がデッドスペースになる
当然ですが、ウォークインクローゼットは収納内に人が入って使用するため、収納内に通路部分のスペースが必要になります。人が立つスペースになるので、物を置くことができません。十分な面積が取れないウォークインクローゼットは使いにくいため、その場合は通路部分が必要ない通常のクローゼットが向いています。
・風通しが悪くなる
ウォークインクローゼットには沢山の洋服や物が収納され、風通しが悪くなる傾向にあります。その結果として、結露が生じやすくなったり、カビなどの被害が発生する可能性があります。結露しやすい北側の外壁面を避け、窓がある場合は内窓やブラインドを取り付ける対策が必要です。
・電灯が必要
通常のクローゼットは電灯が必要ありませんが、ウォークインクローゼットは電灯が必要になります。わずかな金額ですが、建築費や電気代がアップします。
最後に、最近では「ウォークスルークローゼット」を採用する方も増えています。
廊下と寝室をつなぐ形でウォークスルークローゼットを設置すれば、夫婦どちらかが寝ている時に、寝室に入らなくても着替えができるからです。夫婦の着替えスペースは、意外に忘れてしまいます。後で後悔しないように、クローゼットの設置について検討してみてください。