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家を建てる土地ってどんな形が理想的?

2019.05.17CATEGORY:

家が建っている土地といったら、どんな形をイメージされますか?
「家が建っている土地の形なんて考えたことないけど、大体四角形なんじゃないの?」と考える方も少なくないと思いますが、
実際、家が建っている土地の形は四角形ばかりではありません。
その形は実に様々です。

どんな形があるの?

四角形の土地ばかりではないので、これから家を新築するために土地探しをされている方は、まず土地形状も考えて探していかないといけません。
土地形状にはいろいろ種類がありますが、大きく分けたら2種類に分類できます。それが、「整形地」と「不整形地」の2種類です。
「整形地」とはどんな土地かというと、家が建てやすいように形が整えられている土地の事です。正方形や長方形の形になっている土地が一般的です。
その逆なのが、「不整形地」です。字のごとく整形していない土地です。一般的に正方形や長方形ではない形のことを総称して言われることが多いです。
「不整形地」の代表で、家探しを始めた方が多く目にしている形が、
〈旗竿地(敷地延長)〉ではないでしょうか?
分譲地を手前と奥で分割する時に多く見かけると思います。
そのほかにも、三角形の土地や、台形、高低差のある土地等様々な「不整形地」は存在しております。

旗竿地の特徴

道路面の間口が狭く、カースペースと通路としか利用できないのが特徴です。建物を建てる部分の周囲には隣家があるので、通路部分の方角によっては陽当りが悪くなる事が多いです。ただし、陽当りに関しては間取りで十分解決できる問題ですし、形は旗竿でも、建築部分は四角形の形をしていることも多いので一概に家が建てにくい土地ではありません。
さらに、その分整形地にくらべ価格も低い設定になっていることが多いのでお得と捉えることも出来ます。間口の広さによりますが、奥まっていることで、よりプライベートが守られている空間とも言えます。

不整形地のメリット・デメリット

旗竿地でもお伝えしましたが、不整形地のメリットの一番はやはり、
〈価格が安い〉事だと思います。でも考えてみてください、それは、建物が建てにくく購入者も少ない。と言い換えることも出来ます。旗竿地でも建築部分が四角形ではない場合など、いくら土地が安い金額であったとしても、工事費全体でみると人件費や外構工事費等で、浮いた土地代分と、とんとんだったり下手したら上回って損をするなんてこともあり得なくはないです。そういう土地の場合は建築費トータルでいくらぐらいかかりそうか、シュミレーションしておくとよろしいかと思います。

土地形状か金額か!?

土地形状は、売却する際などの評価額に影響を及ぼします。そのまま資産価値といってもよいと思います。
多くの分譲地で見かける、手前整形地、奥旗竿地のような場合はやはり手前の整形地のほうが資産価値も高く、奥の旗竿地のほうが低いということになります。一番は形状と価格のバランスが取れている理想の土地を見つけるのがよろしいのでしょうが、なかなかそうもいかないのが現実です。それなので言えることは一つ。安さだけで選ばず、形状もしっかり確認し納得できると確信が持てたら進める。
これしかありません。